此岸の傍観者

見たまま&気ままに写し撮ったものたち

桜に奔走させてもらった幸せな時間 ②

間隙を突いての「観桜会」が思ったより上手くいったので、ちょっと欲が出た翌週のこと。

冬の終わりから心待ちにしていた「南淋密寺の枝垂れ桜」をどうしても見たくなった。

三分咲きでも十分に見応えのあった桜だったが、「咲き始めでこれなら、満開だとどれほどの見事さだろう」と思い巡らせれば、気分は一気に「朝倉詣」へと傾いて行く。

満開の保証はないし、この雨で散っているかもしれない。

でも、それで諦められるぐらいのモノなら「癖」とは称さないだろう(笑)

斯くして花を散らすに違いない雨が断続的に降った一週間をジリジリして過ごし、週末の予定を圧縮できるだけして日暮れまでの数時間を確保すると、あとはもうスタートを切るしかない。

今更だが

「今年の桜は今年のうちに」

なんである。

こうして小糠雨降る朝倉路を走りに走り、二週間連続で訪れた南淋密寺は期待を裏切らなかった。

 

南淋密寺の枝垂れ桜

 

 

 





 

 

 

 

 

 

待ってて良かったなぁ。

 

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地元で実はもう一つ「どうにかなんないかなぁ・・・」という案件を抱えていた。

こっちはいつもお世話になっている太宰府さんの「夜桜ライトアップ」なのだが、お天気がどうにも芳しくない。

だが、これも花の盛りは待った無しで、この日を逃せば翌週は想像とは別の景色になっているだろう。

雨が上がるかどうかは・・・神のみぞ知るところなので、あとは待てるか待てないか。

------待つことにした結果が以下である。

 

太宰府桜遊歩道のライトアップ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じっとりと重めな夜桜になってしまい、反省しきり(^_^;)

桜に奔走させてもらった幸せな時間 ①

昨年の桜はコチラ側の準備が足りず、少し残念な結末だった。

ならば今年は早めに!!と気合を入れていたら、第一陣(福岡市内 南公園)は天候不順のため開花が遅れてしまい不調に終わってしまったのだ😢

だが、何故か桜はヒトを不屈のチャレンジャーに変えてしまうらしい。

「なんの!それなら第二陣は単騎で地元・朝倉(個人的思い込み)で勝負だ!」と、休日の僅かなスキマ時間を担保に据えて、意気揚々と車に乗り込んだ次第である。

 

この時期はポイントを押さえれば、案外容易に桜は見れる。

学校・川辺り・公共施設の周辺・新興住宅地のメインストリート・山間部の道路脇などなど、車で走っていれば「見流す」だけなら毎日が「花見」だ。

 

でも、そういうんじゃないんだよなぁ。

 

桜には菜の花が意外と似合う事を知った春

 

桜の季節の前から目をつけていた(笑)「イチオシ」

 

想像していた以上に見事な咲きっぷり

鐘楼と桜の取り合わせは心にしみる

桜の樹皮も美のポイントだ

開花前から執念深く見頃を見計らっていた枝垂れ桜

三分咲きといったところ

枝から零れ落ちはしまいか?

 

うらうらと伸びやか

おおらかな桜にキリリと南天

曇天なのが悔やまれる

少し花色良く写せた

偶然見つけたベストスポット

菜の花の加勢を受けて可愛らしさマシマシ

桜の表情をうまく切り取れるようになりたい

存外に菜の花がいい味だしている

 

混沌とした春も良き

















筑後吉井 おひなさまめぐり ~ なんか見つけよう③

おひなさまめぐりがなくても、吉井町はよい所だ。

駆け足で巡るのがもったいないくらい、「ほほぅ!」なモノが見つかる。

 

開店を待つ料理屋さん

のんびり日向ぼっこを楽しむにゃんズ

カメラの性能でこれが精一杯

 

これが「うだつ」 商家の矜持

 

鏝絵にも商家の粋が感じられる

 

お雛様限定の花籠ランチ

そしてこちらが本体。

 

このスケールとクオリティ! 個人の御宅に祀られている事に驚く

 

この懐かしさはDNAが為せる業だろうか

花手水はおもてなしの心

醤油樽を運ぶ恵比寿様

足踏みミシンを体験した世代(笑)





筑後吉井 おひなさまめぐり ~ なんか見つけよう②

前回、せっせとお雛様を紹介して回ったのだが、まだまだ残りが沢山ある。

でも・・・申し訳ないが もう、お腹いっぱい(^_^;)

なので、ここらで少し目先を変えての「吉井町散策」を。

 

・・・なんだろう? いや、七福神とは思うのだが・・・。

ちょっとクラシカルな招き猫

商家然とした佇まい

筑前町にお住いの人形作家様の作品

横丁に入るとこの風景

白壁に鏝絵

このひしめき合っていつつも楽しげな眺め

三毛のハチワレ招き猫は初めて見た気がする

波を渡るうさぎの意匠

神に不敬とならないように、神棚の上は吹き抜け構造

土間に設置されていた竈門

欄間に設えられた明り取りの技術力と美的センス

今も現役だという三輪トラックに最敬礼

 

筑後吉井 おひなさまめぐり ~ なんか見つけよう①

3月の被写体として一番に浮かぶのは「ひな祭り・雛飾り」だろう。

うん、きれいだし、見栄えはするし、規模の大小はあれど近場で容易に見ることができる。

でもなぁ~ (´;ω;`) 撮る方の技量が伴わないもんだから、のっぺりっつーか、カタログ的っつーか、なんとも面白味のない絵面が量産される自信がある。

・・・かつての「植物図鑑」の再来は何としてでも避けたいと思う程度には「恥」も知っている(笑)ので、どうしたもんかと思案していたら耳よりな情報が!

なんでも、筑後吉井のおひなさまめぐりは「雛飾り」だけでなく「宿場町の風情」や「白壁土蔵の町並み」もセールスポイントで、この時期は特に観光客を手厚くもてなしてくれるらしい(^^)

これは唆られる(笑)

こうして2024年のおひなさまめぐりの舞台は整ったのであった。

 

正統派の雛飾り

ガラス越しではあるものの、圧巻!!

昭和感が満載

店の商品と一緒に展示されている

この混然一体感が痺れる

御殿雛

この何か問いたげな表情が秀逸

昼食をいただいた料理屋さんの中庭にて

こういったシンプルさも心地良い

息を呑む豪華絢爛さ

なにせ大座敷一面の雛飾りである

質・量ともに文句なし

階段を利用した雛飾り














 

新年神社巡りトライアスロン ④ 豊前市・嘯吹八幡神社

神社巡りもいよいよ終盤。

日暮れまでが勝負である。

なので少々遠回りしてでも訪れたかった場所がこちら。

 

嘯吹(うそぶき)と読む、日本の古語

日暮れ前に駐車場に滑り込めた

個人的にはこちらの鳥居が好きだ

変なモノが好きな癖・・・白砂利に混ざる椎の実

狛犬さんが「よい」神社にハズレ無し

新古美醜は関係なく、よいものがよい

昨年の初詣に訪れてハマった

見所たくさん

御神殿

撫でると腰痛に効果あり

間違っても持ち上げてはならぬ(腰が死ぬ)

 

・・・と思ったら「持ち上げた石」があった(-_-;)

 

きりりと引き締まった伏見稲荷神社

素朴な「山の神」

そして日暮れ。 

 

新年神社巡りトライアスロン ③ 臼杵市 臼塚神社

ナビだけではなかなか辿り着けなかった


ここは「臼杵神社」であり「臼塚古墳」でもある。

 

ひと粒で二度嬉しい

1500年以上前の古墳時代に築かれた全長87m、後円部径約45m、高さ約6m、前方部幅約45mの臼杵地方最大の前方後円墳で、神社の境内には「石甲」とも「短甲型石人」とも呼ばれる1.5mほどの石人が二基並んで立っている。

 

 

 

 

臼杵神社社殿建築時に後円部から大小2基の舟形石棺が発見されたそうだ。

 

 

 

おすまし顔な狛犬さん

髪型がおしゃれな狛犬さん

確かに古墳である