此岸の傍観者

見たまま&気ままに写し撮ったものたち

飯塚から北九州へ ~ 行き当たりばったり芋づる巡行 ①

今回は----いや、今回も「あ!そーだ!彼処へはまだ行ったことなかったぁ!」というヒラメキに唆されての「当てずっぽうドライブ」である。

 

けっこう長期に及んだ「しゃぼん玉縛りのお寺巡り」もいよいよラスト。

意図してここを残していたワケではなかったが、コト神社仏閣に関しては意外に鼻が利くらしく、締めくくりに相応しいラスボス寺院であった。

 

正行寺 通称:こがえる寺

初っ端からこのお出迎えである

龍 西安より至る

風鈴 しゃぼん玉 両脇に阿吽像

足元のかえるがキュートな阿像

足元のかえるがキュートな吽像

 

しゃぼん玉の元締め

風鈴は風を待つのか?

蛙仏習合

さすが旧炭鉱地 黒ダイヤのかえる

これがいい、と思えるまで。

------------------------------------
-----------------------

-------------------------------------------

 

さて、この正行寺があるのは飯塚市である。

飯塚市は「筑豊炭田」と呼ばれた日本有数の石炭の産地であり、今でもあちこちに炭鉱関連の遺構が残っていることは広く知られているのだが、まさかその一部といきなり出会す事になろうとは、予想だにしていなかった。

 

それがコチラである。

三菱飯塚炭鉱 巻揚げ機台座

廃墟ではない 街並みのひとつだ

 

正行寺の駐車場に車を停めてふと目をやった先に、いきなりこれらが現れるのだから驚かないワケがない。

 

在りし日を懐うのだろうか

古くとも強く だが 脆く

おそらく取り壊されるのだろう

----------------------------------------------

-----------------------------------------------------

お寺を見に来て炭鉱遺跡に出会ってしまった・・・。

なんとなくだが、今回のドライブはこんな調子で「予期せぬモノ」に出会う道行になりそうな予感がした。

そして実際、芋づる式にオモシロイものを手繰り寄せたのだった。