此岸の傍観者

見たまま&気ままに写し撮ったものたち

長崎街道ひなまつり ~ 北九州市八幡西区

神社仏閣や石仏、石橋ばっかり巡っていると、突発的に「眩く明るい(だが仄暗い)モノ」が見たくなる。

今回はその発作を「豪奢な着物を纏って緋毛氈に鎮座する古式ゆかしき美男美女」で宥めようと、「長崎街道ひなまつり 木屋瀬宿~立場茶屋銀杏」を訪れてみた。

 

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まずは木屋瀬宿の中核施設「長崎街道木屋瀬宿記念館」からスタート。

 

 

めずらしい御殿雛。 贅を尽くされているのがわかる。

なんとも雅なお顔立ち

こちらが記念館。 木屋瀬宿の歴史を伝える。

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次に訪れたのは「江戸あかりの民藝館」

こちらは御道具関係の展示が秀でていた。

このサイズでこの精巧さ

端正に そして 忠実に

古のものづくりの粋

お輿入れの御道具たち

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さあ、テンションがアガってきたぞ(笑)

どんとこい! おひなさま! などと嘯いていたらホントにドドン!ときた(笑)

旧高崎家住宅(伊馬春部生家)で展示されていたおひなさまたちの事だ。

 

ファーストインパク

いずれ劣らぬやんごとなき方々

コンパクトでありながら充実

世界観が違っても和やか

木目込人形でのおひなさま

黒ひな壇が美しさを引き立てる

その時代を映したであろうお顔立ち

ナリは小さくても

幸せを永遠に留めたいと願う

旧高崎家住宅(伊馬春部生家)外観

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木屋瀬宿から徒歩での移動は少々距離があるので、自動車を使って訪れたのは最終地点「立場茶屋銀杏」である。

竹の中にご注目

さげもんを用いて歳時記を表している

黒のひな壇でのひなたちの顔映りの良さよ

整列 清冽 凄烈

今回のインパクト大賞

さげもんは地域の人たちの手作りだそうだ

多くの祈りと願いが吊るされている

この鄙びた佇まいが雛たちを守っている

 

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さて、ここからは番外編(笑)

今回の「見つけちゃったモノ」たちをぜひ!

 

美しい婚礼の打掛

             なぜ? なにゆえに?

街歩きに必要な憩い

桃の節句

ほろほろと白梅

空色に散らしたい梅白雲